シャネル・マトラッセショルダーの歴史
シャネル・マトラッセショルダー誕生から長い期間が経過していますが、現在でも人気が衰えることもないアイテムです。そんな人気のマトラッセショルダーが誕生した背景を振り返っていきましょう。
シャネル マトラッセショルダー誕生
シャネルのマトラッセは1929年に誕生しました。マトラッセといえばダイヤ形格子状キルティングのイメージが先行する方が多いかと思いますが、キルティングは、耐久性の高いバッグつくりには最適だと考えられて、競馬の騎手が着ていたキルティングジャケットから影響を受けたとされています。
また、マトラッセは、フランス語で「綿入れにする」ふっくらとしたという意味合いを持ちます。素材の高級感が魅力ながらも、凹凸のあるデザインは美しい曲線美を浮かび上がらせます。
・「シャネル 2.55」の発表
1955年には、バッグの皮ひもとチェーンを編み込みした「2.55」が発表。チェーン編み込みは、バッグの強度を高める意味合いもありましたが、デザイン性の高さも評価され、ショルダーバッグは男女兼用として世に広まっていきました。ネーミングは、1955年2月に発表されることで「2.55」と決められたとされています。現代においても、シャネルを象徴するともいえる人気のアイテムです。
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